2017年03月26日

叔父と叔母



ふらふら疲労の早朝競歩。財布にやさしく出物もショボく、安定してる。
合間、紀州の妖怪仲間と妖怪の玩具と南方熊楠の話題で盛り上がる。
「やっぱり本ですよね!」と言うので「そう!」と答え、ネットより本、
という事で〆て帰路に着く。なかなか気の合う方。
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昼、先週から片付け屋の所から来た出物があれこれ家にあったりするので、
整理をしなければ…と思うのだが、叔母から頼まれていた昭和フォーク系
のCDもいろいろ入ってたので、とっとと自宅まで届けることにした。
叔母はCDを見て大そう嬉しそうにしていたが、話題が年金や医療費の方に傾き、
終いには我が実家と兄にあたる親父、それと犬猿の仲の母親の事にもなった。
しかし今日に限って正直な叔母の言葉も聞け、また、亡き叔父の事をここまで
詳しく口にすることはなかったというほど、この日は叔父が亡くなる数年前から
の出来事をたくさん話してくれた。いつもなら喋りが興奮気味になり、時には
誇張し過ぎと分かるほど、嘘も織り交ぜる喋りが特徴なのだが、今日に限って
本当に心から話してくれてるんだな、というのが伝わり、とても嬉しかった。

叔父の生涯は、親兄弟などから金をせびられ続け、その為に借金をし、また、
定年近くになり、会社を辞めさせられる事態まで発展したのにもかかわらず、
ようやくみつけた新たな職場にも、実姉の旦那が借金取りのように金をせびりに
来るという、何とも酷く辛い状況が続いていたようだった。叔父が亡くなった
葬式の日、向こうの家族一同は、叔父が亡くなった際に入るお金が目当てで
すり寄ってきて、しかし、叔父を引き取るのは何かと金がかかるし面倒だと
言わんばかりに拒否。私の親父が「なら、こちらで引き取るが、今後一切
何も口出しせんでくれな」と言い、それ以来、叔母の方に金を要求する電話
は一切掛かってこなくなったという。こればかりは私の両親からも嫌という程
聞かされていたので、叔母が大げさに言ってるわけではないのが理解できた。
ただ、現実に子に対してここまで卑劣な行為をする親兄弟がいるのか!?という
私には未だ信じがたいものがある。それなのに、叔父は私に対しても優しさを
持っていたし、悪い人であったことは一度もなかった。叔母からこの話を
聞かされている時は終始、涙が止まらなかった。あまりこのことは書くべきじゃ
ないようにも思ったが、どうしても書かなくては気が済まないので書いた。
叔父、ごめん。今までは叔母にはタブーであった叔父の事も、今日なら話せると思い、
今年は七回忌にあたる年なので、「七回忌、回向やってくるから。任せといて」
と叔母に言うと「ありがと」と柔らかに答えてくれた。私が毎月のように一心寺に
お墓参りに出向いてることも知らなかった様子で、少し驚いていた。
後から思うと、CDが出てきた時から叔父に導かれていたような気がする日だった。


今日聴いたCD
伶楽舎 - 陰陽之占楽~安倍晴明占術と雅楽
Paradise Lost - Gothic
posted by 裸木 at 00:00| モスクワ | 人生色々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする