2017年04月19日

飼い主の声

動物病院の手術室で、数名のスタッフに囲まれたゴールデンレトリーバーがいた。
その犬は、お尻の辺りから太い管を繋げられており、その管は流産する子を外に
流す為に付けられているという事だった。私はこの犬の飼い主にもう一度、
手術していいのかどうか聞かなくてはならないと思い、取り返しのつかない事に
ならぬよう、病院の外に出て飼い主に電話を掛けた。電話に出た飼い主は、
こちらの問いには耳を傾けず、ただひたすら「あの子は人を怖がるから、
病室に連れて行くまでは出来るだけエレベーターを使って。お願い…」と、
声を詰まらせ同じ言葉を繰り返すだけだった。その言葉を聞きながら目が覚めた。
起きた時は毎度の首筋から背中までのゾクゾクがしばらくとまらなかった。
気持ちを鎮めてから、いつもの祓い詞を唱えると、しばらくして離れていった。
前日の夜に見ていた、劣悪な環境下で放置されていた犬たちを救出する団体の
サイトを見ていた時、何らかの理由で可愛がっていた犬を引き離された飼い主の
思いとピントが合ってしまい、拾ったような感じだと思われる。
あれだけ自分の体質を油断するなと言いつつ、やはり引き寄せられてしまった。
しかし、今でもあの電話での悲痛な飼い主の声が忘れられない。ほんと悲しい。
posted by 裸木 at 00:00| モスクワ ☔| 夢、超自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする